笑いと感動をくれる麻枝准原作アニメ『Charlotte』。超能力者が迫害されれている世界と戦う少年少女の物語–。
2016/11/07
key作品のシナリオライターでお馴染み、麻枝准氏のアニメ脚本第二弾が本作。
麻枝作品お馴染みの泣き要素もふんだんに詰め込めれています。
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あらすじ
他人に五秒間だけ乗り移れるという能力者乙坂有宇は、その力を悪用しテストのカンニングに使い秀才を演じていた。
そんなある日、指定したただ一人にだけ存在が知覚できなくなる能力者友利奈緒にそのことがバレ、そのことを理由に処罰されそうになる。
処罰を逃れる対処として友利が提示したのは、とある学校への編入だった。
そこは超能力者やその兆しが見える少年少女を保護する機関であり、なぜかとても危険視された彼の能力を理由に生徒会に入ることに。
超能力者
ある時期から存在が確認されるようになった能力者たち。
能力を持つのは思春期の少年少女だけであり、その発生理由は一般的に謎とされている。
その能力は『誰かに数秒乗り移ったり』『指定した一人に見えなくなったり』『超高速で直線移動したり』『特定の霊を憑依させたり』と千差万別です。
超能力者隔離施設
科学者たちが超能力者を研究するために作られた施設。
よほど予算が足りないのか、科学者自ら超能力者捕獲に乗り出したりしている。
超能力者保護機関
科学者の研究材料として迫害に合う少年少女を保護するためにいつからか組織された機関。
誰がそんなものを組織したのかなど、後半までそれは謎とされてきた。
主要登場人物
乙坂有宇
他人に五秒間だけ乗り移ることのできる能力者でありこの物語の主人公。
その能力を使いテストのときに優秀そうな生徒に乗り移り、カンニングで高得点をとり秀才と偽るなど小悪党を演じていた。
顔が良いため女子生徒からは秀才の美少年としての人気が高かった。
しかしそれを友利奈緒に見破られ、保護期間有する高校に転入せざるをえなくなってしまった。
彼の能力はただ他人に『五秒間だけ乗り移る』といったつまらないものではなく、乗り移ったことによるある効果であることが後半で明らかになってきます。
友利奈緒
特定の相手にだけ一時的に見えなくなるという能力を保持している少女。
生徒会長であり、超能力者の保護を先陣を切って行っている。
その活動のため暴行を行うこともあるためか友達ができないらしい。
超能力者の記録のため常にハンディカムカメラを所持している。
超能力者隔離機関による実験によって兄を廃人にされており、彼女の活動の根源にはその経験があると思われる。
英ポストロックバンド『ZHIEND』の大ファンでもある。
高城丈士朗
瞬間移動の能力者。
とはいうものの、真っ直ぐにしか移動できないため実用性はあまりない。
瞬間移動として使うのではなく、体当たり的なことに使うほうが有益と言える。
メガネを掛けていて、知的なキャラに見えるがAngel Beats!の高松に似ていて馬鹿である。
西森柚咲
アイドルバンド『How-Low-Hello』のボーカル。
本名は黒羽柚咲でゆさりんという愛称で知られており、その人気がは折り紙つきである。
口寄せの能力者であるが、死んだ姉の黒羽美砂しか憑依させることができない。
憑依されているという自覚がなく最後の最後までそれに気が付かなかった。
乙坂歩未
中学一年の乙坂有宇の妹であり、崩壊の能力者。
『なのです!』が口癖で、西森柚咲が所属するHow-Low-Helloの大ファンであり、兄にゆさりんを紹介されたときは鼻血を出して喜んだ。
作中で重要な立ち位置にいる少女だったりします。
Sara Shane
友利が大ファンだという英ポストロックバンドZHIENDの後天的な全盲のボーカル。
バンドのフロントマンを夢見て以来、本人曰く『ズル』をして遅咲きのデビューをし大スターとなったという。
その『ズル』と後天的な全盲が関係しているかは劇中では明かされてはいないが、おそらくそれは深く関わりがあると思われる。
声優も歌もAngel Beats!内の劇中バンドである、Girls Dead Monsterの岩沢と同じ沢城みゆきとmarina。
そのことから筆者は勝手に岩沢の生まれ変わり先が彼女なのではないかと思っています。
劇中バンド
How-Low-Hello
生徒会メンバーの一人であり、アイドルである西森柚咲のバンド名。
ハロハロという愛称で親しまれるこのバンドは、西森柚咲の声優と同じく内田真礼が歌を担当しています。
現実でもCDが出ています。
シングルが
楽園まで/発熱デイズ
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で、
アルバムが
Smells Like Tea,Espresso
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です。
ZHIEND
友利が好きだという劇中バンドがこのZHIEND。
Girls Dead Monsterの岩沢と同じ沢城みゆきとmarinaが声を担当。
Girls Dead Monsterと違い、ボーカルであるサラしかメンバーが紹介されていない。
How-Low-Helloと同じく、現実でもCDとしてシングルとアルバムが一枚ずつ出ています。
Trigger
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と
ECHO
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です。
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おすすめポイント
この作品のおすすめポイントとしてはシナリオライター麻枝准独特の世界観とギャグと感動要素ですかね。
能力者が出現した世界でそれに抗う少年少女。
彼らはどうして現れたのかなど、謎がストーリーにしたがって解き明かされています。
麻枝作品では必ずと言っていいほど感動要素が含まれており、要所要所で泣かせにかかってきます。
ギャグも独特ではじめに見たときに同じく麻枝アニメであるAngel Beats!を思い出しました。
麻枝アニメには劇中バンドが登場します。
Angel Beats!ではGirls Dead Monsterの一つだったのですが、今回はポストロックバンドのZHIENDとアイドルバンドであるHow-Low-Helloの二つがあります。
バンドの分だけCDも発売されるためその分楽しみも増えますね。
観て損はないアニメとなってますのでどうぞ観てやってください。