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アニメ映画されたSF小説・虐殺器官。作者はメタルギアの小島監督が大好きな今は亡き天才SF作家・伊藤計劃。

      2017/04/08

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今は亡き若手小説家の伊藤計劃

その処女作がこの『虐殺器官』です。

人には虐殺を起こす器官が備わっている……

 

虐殺器官というなんとも不吉なタイトルなのですが、文章や表現がとても良く、すんなりと頭に入ってき、グロテスクな表現であってもまるでガトーショコラを口の中に入れたときのようなしっとりとした無機質感を不快なく感じることができます。

後進諸国で急増した9.11以降の世界。

主人公であるアメリカ情報軍に所属クラヴィス・シェパード大尉は、後進国で虐殺を扇動しているとされるジョン・ポールという男の暗殺を命ぜられ、各地で起こる虐殺の原因を探っていき『虐殺器官』とそれを引き起こすものの正体に迫っていきます。

ジョン・ポールとは何者か。

タイトルにもある『虐殺器官』とは何なのか。

見どころはたくさんあるのでどうぞ読んでみてください。

夭折の作家--伊藤計劃

2015年にアニメ映画化されることになった本作ですが、これは伊藤計劃という2000年台の大物新人作家の長編処女作です。

映画虐殺器官

しかし伊藤計劃という作家は若くして亡くなっており、その作品は数えるほどしかありません。

長編で完成されているものは実はこの『虐殺器官』『ハーモニー』『メタルギアソリッド ガンズオブザパトリオット』の三作しかなく、ほかは短編という形で世に出ています。

メタルギアソリッドの大ファンであるということを公言しており、その総監督である小島秀夫氏に憧れを抱いていたそうで、そして夢が叶ったように、『メタルギアソリッド4 ガンズオブザパトリオット』のノベライズを担当することになったそうです。

さらにこの虐殺器官は、尊敬する小島秀夫氏に

繊細で、愛おしくて、恐ろしい。今こそ、物語(フィクション)の力を思い知るだろう
小島秀夫監督

というコメントを文庫化に際して送られています。

ほかにも『ブレイブ・ストーリー』などでお馴染みの宮部みゆき氏には

私には、三回生まれ変わってもこんなにすごいものは書けない
作家宮部みゆき

と。

『アヒルと鴨のコインロッカー』などの著作で知られる伊坂幸太郎氏は

ナイーブな語り口で、未来の恐ろしい『世界の仕組み』を描くこの作品は、アクションもあれば、ユーモアもあって、つまり小説としてはとてつもなく恰好良くて、夢中になりました。夢中になり、嫉妬して、ファンになりました
作家伊坂幸太郎

とコメントしています。

遺作である『ハーモニー』執筆のあと、たった30枚の原稿だけ残されていた未完作品を『Self-Reference ENGINE』や『Boy’s Surface』の作者で知られる伊藤計劃氏の盟友円城塔氏が書き継いで完成させたものが『死者の帝国』と呼ばれる小説もあり、遺作ハーモニーと死者の帝国どちらもアニメ映画化されています。

伊藤計劃氏の小説は別作品で引用されることがあり、『PSYCHO-PASS』というアニメでは『プロジェクトイトウ』という名前だけ出演してたりして、伊藤氏が物語を書く人にとって有名であることが伺えます。

伊藤プロジェクト

虐殺器官を代表とする伊藤計劃氏の小説は、後味の良い最後にはなりませんが、読むに値する力を持った作品だと確信しています。

小島秀夫のMEMEは正しく引き継がれたはずだった

小島原理主義者である伊藤計劃氏はメタルギアソリッドから多大なる影響を受けており、彼の作品には小島秀夫監督のMEME(社会的遺伝子)を引き継いだはずの物語の紡ぎ手でした。

彼の紡ぐ物語は天才・小島秀夫をもうならせるものがあり、これからの日本のSF文学を背負って立つような存在だったんです。そんな彼が若くして亡くなったことは非常に惜しいことなんです。

なので、伊藤計劃という才能が初めて長編として描き出した『虐殺器官』という作品は、とても価値のあるものなんですよ。

終わりに

いつの時代も空想家という人たちは私たち読み手を楽しませてくれまず。

虐殺器官という小説は読みやすく内容も深く濃いのでぜひ手に取ってみてくださいね。

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