一芸人が今や作家大先生!?芸人ピース又吉に迫ります。あと綾部がハリウッド俳優になるそうです
一介の若手芸人だったピース・又吉が今や作家大先生となりましたね。
そんなピース・又吉大先生について書いていきます。
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小説・火花で芥川賞受賞
第153回芥川賞を芸人・又吉直樹が受賞したことはまだ記憶に新しいですよね。
毎回芥川賞の受賞情報は各メディアに取り上げられるのですが、今回ばかりに至っては盛り上がりぶりが全然違いまいした。
なんせ人気若手芸人が史上初めて受賞したんだからそらそうなりますわ。
又吉は読書芸人でお馴染みでしたがまさか純文学新人の登竜門である芥川賞を受賞するなんてね。
情熱大陸でも受賞までの何ヶ月か前から又吉に密着して撮影をしていました。
そこで関係者に囲まれて受賞の電話がかかってきたのですが、その報告を聞き電話を切ったあとの第一声
「受賞しました」
といつもの調子で言ったときは又吉らいしいなと思いましたね。
小説・火花の内容
売れない芸人である徳永は、先輩芸人である神谷と熱海の花火大会で出会う。
天才でありながら人間味に溢れる神谷に徳永は惹かれ、弟子になることを志願すると「俺の伝記を書く」という条件のもと、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。
あらすじは上記のような感じで、芸人の生き方や周辺の人間関係など純文学らしい心情描写など考えることが好きな人にとっては面白い内容だと思います。
でもその一方、純文学を読んだことのないような人にとってはあまり面白くないという意見もありますね。
まあ、小説は好き嫌いが激しいもんです。
映像化もされた小説・火花
小説・火花を実写化したNetflixオリジナルドラマが作成されました。
主演は林遣都と波岡一喜。
さらに放送は日本のみならず、全世界同時配信だそうです。
漫才文化のない外国に配信することにも良いドラマになっていると思います。
芸人としての顔
ピースというコンビは吉本興業所属、キングオブコントで2010準優勝、同年のM-1グランプリ4位など実力のある若手コンビです。
今回芥川賞を受賞した又吉直樹の相方に綾部祐二がいて、暗い又吉に対して明るい綾部と相反するキャラクター性が持ち味となっています。
又吉直樹という芸人は、その独特のキャラクター性で受け入れられて(受け付けない人もいる?w)いますが、キャラクター性だけでなく自分の持ちギャグもいくつかあり、後輩芸人を集めてライブをやるなど精力的に芸人活動をしています。
作家としての顔
芥川賞を受賞する前から本を出しており、自由俳句集の『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』、『第2図書係補佐』などを執筆していました。
小説・火花が執筆される前からその才能は多くの著名人から評価されていました。
火花を執筆し第28回三島由紀夫賞候補になり、3対2に敗れはしたものの、選考委員の辻原登に「落ちるはずのない作品が落ちた。2作受賞でも良かった」とまで言わしめている。
相方・綾部について
芸人・ピースといえば又吉と綾部ですが、最近はもっぱら又吉直樹の方がピックアップされて相方の相方の綾部祐二がないがしろにされているような気がします(笑)
しかし綾部も実力ある芸人で、又吉と綾部の二人あってこそのピースでしょう。
綾部は男前ランキング上位に食い込むほどのイケメンでありながら熟女好きを公言しており、一癖も二癖もあるキャラクターとなっています。
そんな彼はハリウッド俳優になることを目標としており、なんと数年後にはアメリカに移住することを決めているらしく、そのための準備を進めているそうです!
そうなればピースは一旦解散になってしまうこともありえますが、
芥川賞作家
と
ハリウッド俳優
のコンビなんて凄いことにもなるかもしれませんね!
ピース結成秘話
ピース二人のの出会いは1999年、東京都内の吉本芸人養成所でした。
当時はお互い違う相方とそれぞれ又吉の『線香花火』綾部の『スキルトリック』というコンビを組んでいて、同期の中でも両コンビは一目置かれる存在だったそうです。
しかし、綾部のスキルトリックは結成わずか3ヶ月で解散することになり、その後の綾部は裏方仕事を数年間経験することになりまました。
又吉の線香花火は結成から3年後に、相方と恋人同士が別れる時のような感じで解散に至りその後、京都好きだった又吉はコンビ解散時に綾部に「出家して坊さんになろうと思う」と言っていたそうです。
ちょうど二人共フリーになっていたので周りの助言もあり、2003年10月に芸人コンビ・ピースが結成されました。
太宰治との関係
中学生の頃、太宰治の『人間失格』を読み、そこに書かれていた幼少期から少年期までの主人公・大庭葉蔵の振る舞い方は自分自身が世界に向き合う時の方法そのものであることに衝撃を受けたそうです。
誰も知らないはずの自分の生き方がここに書かれているのだろうと、そんな感覚が最初の印象で、ここに書かれている凄惨な出来事が今後自分自身の人生にも起こるかもしれないという恐怖も感じていたそうです。
そしてその日からは愛読書としていつも持ち歩き、100回以上読み返し興味があった部分を蛍光ペンで引いているそう。
彼と太宰治には何かしらの因縁があるらしく、何度も引き寄せられるような逸話があります。
引き寄せ?前世?な逸話
又吉には彼が好きと公言する作家・太宰治との因果関係があり、世にも奇妙な経験があるそうです。
太宰治の代表作に走れメロスがありますよね。
その作品のパロディだった炭酸飲料matchのCM『手越メロス 遅刻編』に出てくる家が又吉直樹の実家だったり、
太宰治の命日に又吉のファーストキスが同じだったり、
さらにキスの相手が太宰の妻と同じ名前(ミチコ)だったり、
上京した際に何も知らずに住んでいたアパートが、太宰の家と同じ住所だったり。
上げれば切りがありませんね(笑)
さらに小説・火花で受賞した芥川賞は、太宰治が受賞したいと切望していた賞。
又吉直樹という人間はなにか運命的なもので太宰治と繋がっているのかもしれません。
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小説の次回作
火花を書いてから、小説というものでは本を出していない又吉。
しかし小説自体は現在執筆中とのことで、2016年内には完成させたいと言っているそうです。
火花であれだけ売れて評価もされたら次回作の期待度は上がる一方ですよね。
売れることは確実でしょうね。
楽しみに待ちましょう!