DeepfakesなるAIフェイクアプリがヤバすぎる件。映像に証拠能力がなくなる可能性
みなさん、DeepfakesなるAIアプリケーションは知っていますか?
Deepfakesとはつまるところ、『映像の登場人物に指定した好きな顔を合成するフェイクアプリ』のことです。
この技術、知っていて損はないし、身を守るためにも必要かもしれませんよ?
フェイクアプリDeepfakesがヤバすぎる……
とりあえずまずこれら映像を御覧ください。
これら映像は各映画にハリウッド俳優ニコラスケイジを出演させるという試みの動画です。
人間がコツコツと映像に合わせてニコラスケイジの顔を取り付けたのではなく、AIが自然に動くように調整して勝手に映像化しているんです。
どの映像にも違和感はありますが、自然にニコラスケイジの顔を表現することができていますね。
まだまだ発展途上なところもありますが、それもたった数ヶ月から数年で解消してしまうでしょう。
Deepfakesはソフト自体の名前を指すわけではなく、開発したプログラマーのハンドルネームでしたが、次第にこの技術そのものを指すようになっていきました。そのためここでもDeepfakesと記述していきます。
さてさて、この技術を使えば理論的にはどんな映像の出演者にでも好きな顔を取り付けられるということです。
この真の意味がわかりますか?
想像力豊かな人にはわかるでしょ?www
Deepfakesの仕組み
Deepfakesはディープラーニング(深層学習)という技法によって、AIにある一定の作業を学習させることを言います。
ディープラーニングでは特定人物の顔写真を認識させ、その人物の顔の形や動きを真似て自然に映像化させてくれるというわけです。
今はまだプログラミングやAIの知識がなければうまく動画作成はできません。
しかしなんとこのアプリケーションは、市販のソフトでも作成できてしまうというのです。
こんなことはすでに高度な技術ですらないとか。
ヤバすぎませんか?
悪用されたらヤバすぎる件
この技術が世に出回り、悪用すればフェイク動画が世界中に溢れることになります。
映像というものに証拠能力は失われ、何が真実かもわからないような世の中になってしまうかもしれません。
SNSに気軽に自撮り写真をUPしているような人の顔は採集され、許可もなく映像作成に使われてしまう危険性もあります。
そのためにもこれから私は顔写真はなるべくUPしないようにしたいと思いますw
まあ数枚程度の写真でAIが顔を完全コピーできるということはないのでちょっとくらいなら大丈夫なんですけどね(今はね)。
政治家の顔を使ったフェイク動画で紛争が起きるなんて最悪の自体も考えられるでしょう。
そのための法律などもこれから作れられていくでしょうがそれにも時間がかかりますし、AIの進歩は早く、数ヶ月程度でも人間の何倍もの早さで成長していきます。
もしAIが様々なことを包括して思考できるようになった場合、自ら動画を作成して民衆を扇動することになるなど、SF映画的なことも憂慮しなければなりません。
まとめ
今回のdeepfakesの事案のように、AIは人間が手足を動かすように簡単に労せずなんでもやり遂げてしまうということがあります。
人類にとって有用でもあれば、危険性もある。
そんなAIの今後について考えさせられるアプリケーションですよね……。